急性期から慢性期へ
私が入院していた3次救急の総合病院での入検査、シャント手術と透析導入を経て、約3週間で退院しました。
この3週間がいわゆる急性期の段階で、その後維、持透析と言われる慢性期になります。
一般には私が透析を導入した病院は、地域で3次救急を担当していましたので、導入後の慢性期と言われる時期になると、一般に維持透析を行っている民間の病院またはクリニックに通院しながら透析を行うこととなります。特別の事情がないかぎり急性期の病院での透析は継続しません。
だいたい住居地域内か通勤圏で選択することになります。
病院からは通院できる病院のリストを渡され、その中から選ばなければなりません。
ですから、リスト内の病院の評価などはわかりませんし、教えてももらえません。
現在では、ネットで各病院の評価などは検索することが出来ませが、当時はまだそこまで詳しくはわかりませんでした。
また、一度通院するを決めると、変更できないとも言われました。
これはある意味博奕です。
みなさんも病院に行かれたことがあると思いますが、良い病院ばかりではないですよね。
どちらにしても、週3回命がなくなるまでの付き合いになるわけですから、安心して通える病院を選択したいわけです。
結局私は、その博奕に負けました。
自分に合う病院とは
転院して最初の透析日は最悪でした。
まず、院長から簡単な説明(病院の説明や考え方など)などはなく、5分ほどで終了。
で、ベットに向かいました。
そこで初めて透析時間の延長(それまでの3時間から4時間になる)を臨床工学士から言われました。彼はすでに私が知っていると考えている様でした。
事前に何の説明もなかったので、何故そのようになったのかと問いただしました。
臨床工学士は、ただ、「先生の指示です」とのことでしたので、その医師に説明を求めました。
それまで3時間の透析でしたので、その心ずもりでいたので、4時間の透析には動揺しました。
わたしが「透析時間が4時間になった理由」を臨床工学士とももめていると、隣のベットで対応していた医師が突然
「〇〇さん、私の言うと通りにすれば、長生きさせてあげるから」と・・・
言われたと通りにしてなさいということなのでしょう。
私としては、そうなったいきさつと理由を聞きたかっただけなんですが、
「面倒くさいのが来たな」と思われたのかもしれません。
ですので、「誰がそんなこと頼んだ!!」・・思わず言ってしまいました。
周りの患者も聞いていたと思います。
それがけちの付けハジメでした。
転院するために
この病院は看護師の定着率があまり良くいないようで、よく人の入れ替わりがありました、
臨床工学士などは殆ど入れ替わりがありませんでした。
また、派遣で来ている看護師も多く数ヶ月でいなくなるようなことも多かったようです。
院長自体が非常に横柄な人柄だったので、そういったことの関係している様でした。
ある時私のベットに回診に来た院長から、「看護師がいつかなくて困る。そうしてでしょうかねぇ」
とお門違いな質問をしてきたので、心の中で、「あなたが居るからでしょう。」と言ってしまいました。
このあたりから、いかに早めに転院するか考え始めました。